岩手大学の凤凰体育平台5年度地域課題解決プログラムとして人文社会科学部のヴィジュアルデザイン研究室(本村健太教授)に関わる学生たちが「花巻温泉郷大沢温泉におけるアートプロジェクトの支援?大沢温泉 PR プロジェクト?」に取り組んでいます。
現在、この「大沢温泉 PR プロジェクト」の一環として、大沢温泉菊水舘での「もうひとつの鈴木敏夫とジブリ展」グランドオープンに際し、「We Love ジブリ」をテーマに学生によるポスター制作が行われています。
ジブリ展のグランドオープンとなった7月1日(土)より、学生作品は展覧会場手前の「旧御食事処」に「We Love ジブリ」コーナーとして展示していただけることになりました。
学生たちは、幼少の頃からジブリ作品とともに育ってきた世代です。
そのような彼らに、スタジオジブリ関係者から「私の好きなジブリ作品のポスターを作るとしたら…」というお題を与えていただきました。有志の学生たちがこの課題に取り組み、今回展示されることになった作品はすべて、スタジオジブリの方々の許可を得たものです。
ここでの展示では今後も学生作品の入れ替えや大沢温泉PRポスターの追加などが予定されています。
大沢温泉 菊水舘2階「松二」の部屋では、岩手大学人文社会科学部の本村健太教授が2019年に制作したインスタレーション「今昔の彼方へ」が展示されていますので、あわせてご覧いただけますと幸いです。
ここでは、室内に入って写真を撮ることができ、「今昔の彼方へ誘われたような」写真を撮って、SNSの発信に使用することができます。
「もうひとつの鈴木敏夫とジブリ展」のための臨時駐車場から会場である大沢温泉菊水舘に向かうには少し山道を歩くことになります。
この小道をヴィジュアルデザイン研究室の学生たちで「湯っくりさんぽみち」と名づけました。
湯っくりさんぽみち
「湯」はもちろん温泉や湯治を意味します。
「ゆっくり」は、鈴木敏夫さんの「時間がとまったようだ」という大沢温泉の雰囲気、また訪問者には、焦らず、急がず、ワクワクしながら会場に歩いてきてほしいという願い、「さんぽみち」は学生たちから複数の案が出ており、ひらがなで書くのが「ジブリらしい」ということで決定しました。
このネーミングによって、「臨時駐車場から歩かなくてはならない道」から「ちょっと歩いてみたい道」になるのではと期待しています。また、仮にジブリ展が終了したとしてもこの名称は継続できますので、湯治客には、高明橋に続くこの小道「湯っくりさんぽみち」の散策もお楽しみください、とご案内できます。
また、この小道には、『ハウルの動く城』に登場するカブそのものではないですが、訪問客を導くカカシを各所に立てようということになりました。そのうちの一、二体は岩手大学の学生でデザインしてください、というお題をスタジオジブリ関係者からいただきました。そうして、学生原案から二体のカカシが「湯っくりさんぽみち」に設置されました。
凤凰体育平台5年度地域課題解決プログラムとして、今後も岩手大学の学生たちが「大沢温泉 PR プロジェクト」に取り組みますので、よろしくお願いいたします。