岩手大学の凤凰体育平台5年度地域課題解決プログラムとして、人文社会科学部ヴィジュアルデザイン研究室(本村健太教授)に関わる学生たちが「八幡平の魅力増進のための企画?制作支援~安比アート?プロジェクト~」に取り組んでいます。
凤凰体育平台5年8月9日?10日、参加学生たちは、安比高原スキー場にて古い雪上車をライブペインティングする活動を行いました。(作業は公開、完成後は作品として展示。)
色彩計画としては、安比高原スキー場を統括する元オリンピック?アルペンスキー選手、皆川賢太郎さんと相談して、スキー場の建物のタイルに使用されている「レモンイエロー」(カラー提案:グラフィックデザイナー亀倉雄策)をベースカラーとし、コーポレートカラーの「水色」や雪の「白」を主に使うように決定していました。
そして、皆川さんよりいただいたテーマは「SAVE THE SNOW」。
大きくは雪資源を守る地球環境問題にもつながっています。
作業当日は炎天下と強風のなかで、汗まみれ、塗料まみれになりつつ、ライブペインティングとして活動している様子も一部のお客様にはご覧いただき、本活動の紹介をすることができました。
結果として、ペイントされた「SAVE THE SNOW 号」は、いっしょに記念撮影するもよし、好きな絵柄を切り取って楽しむもよしという作品になり、安比高原スキー場に展示されています。
参加学生の感想抜粋:
文章で伝えるより印象的に、明快に伝える方法として自由な発想とテーマを持って表現ができるアートの良さを生かすことができる活動だったと思います。そして岩手大学の学生の力が役立ったのであれば私も嬉しく思います。活動してみて私も普段扱わない大きさの作品が完成したことが思い出になりました。(4年生 TM)
安比高原に来ていただいた方にsave the snow号を見て知ってもらうことで、環境問題を考えるきっかけ作り、さらには各々が雪上車の中でお気に入りの絵柄を発見してもらえる段階までいければ、このプロジェクトは成功といえるのではないかと思います。これからの雪上車の活躍を期待すると共に、個人の活動としてSNSを通じた発信活動も行い、より多くの人にも知ってもらうことを目指します。(3年生 CK)
スキー場の関連施設「安比リゾートセンター&安比プラザ」には、学生作品を持参して展示活動も行っています。
「展示作品を楽しんでもらい、自分たちの作品(テーマ:自然)をきっかけに、自然に目を向けて、自然豊かな安比高原を楽しんでもらいたい」と言う思いから、「groove it」(意味:楽しむ)という言葉を導き出し、「安比 Art Project 岩大 GROOVE IT」と称して昨年度から継続して活動中です。
安比高原スキー場、安比リゾートセンター&安比プラザにお越しの際は、ぜひ学生たちの活動の成果をご覧いただければ幸いです。